私立幼稚園の受験
●私立幼稚園の受験
幼稚園の受験には、在園児のほとんどが小学校受験をする受験幼稚園と、大学もしくは私立小中高の附属幼稚園を目指す場合があります。
私立幼稚園のメリットは、特色のある幼稚園に入園して個性を発揮できたり、小中高大一貫教育の中、エスカレーター式に大学まで行けるため、ゆとりある教育ができる点にあります。
私立幼稚園の受験は、「面接」「指示動作ができること(指示行動)」「簡単な質問の受け答え」「自由遊びの観察(行動観察)」などで行われます。
特に親子面接と自由遊びの観察は多くの私立幼稚園で行われています。ただし、これらは簡単なように見えて実は奥が深いもので、挨拶のときのお辞儀がしっかりできる子どもが不合格になることがあっても、挨拶が全くできない子どもが合格することはありません。また、周りの友だちを誘って自由遊びができる子どもが不合格になることがあっても、誘われても無視する子どもが合格することはありません。ただし、コネや卒園OB・OGの子どもはこの限りではありません。
私立幼稚園の受験とは、園サイドの価値観によって合否が決まることが多いということです。コネのある子ども、卒園OBやOGの子どもが優先的に合格できるというのも、世の常として仕方ないことかもしれません。しかし、そのようなものがなくても、自力で入園できる子どもたちもたくさんいるというのも事実です。
●私立幼稚園受験のポイント
私立幼稚園の受験でもっとも重要なことは、試験日に部屋に入ったとき、その子どもによい雰囲気が感じられることです。明るい表情で室内に元気よく入ってきて、中の様子に興味をもち、初めて会った先生方に自ら進んで元気よく挨拶できることです。これは、帰りのときも同じように、進んでさようならが言えることが大切です。
個人テストのときには、名前を呼ばれたら「はい」と元気よく返事をし、呼んだ人のところへ歩いていき、相手の目を見ることです。さらに、質問の意味を集中して落ち着いて考え、いろいろな問題をクリアできることも重要です。答えた後も「終わりました」と言い、相手の目を見るとさらに良いでしょう。
また、他の受験する子どもたちと集団で待っていたり遊んでいるときは、ニコニコ明るく作業をしたり、仲良く一緒に言葉をかけて遊んだり、積極的にあれこれと工夫して楽しむ態度が必要です。
私立幼稚園の受験では以上のようなことが主なポイントになりますが、これらがクリアできるようになるには、やはり普段からの親のしつけや、家庭生活、家族との触れ合いなどが大切になってきます。
一方、面接もかなり重要です。面接には、保護者のみ・保護者と子ども・子どものみなどの場合があります。
○子どもへの質問(概要)
・お名前を教えてください。
・何歳ですか。
・今日は誰と来ましたか。
・好きな食べ物は何ですか。・今日はどうやって来ましたか。
・(本などを見ながら)これは何ですか。
○保護者への質問(概要)
・この幼稚園を希望する理由
・幼稚園の教育方針について
・家庭での教育方針
・幼稚園に期待すること
・子どもの性格や健康状態について
・通園の方法や時間について
子どもの場合は、質問者の目を見て元気よくはきはきと答えることが大切です。保護者の場合は、その幼稚園の過去の面接資料に目を通し、園の教育理念や方針などをよく踏まえた上で練習を積み重ね答るようにするといいでしょう。